2022 バングラデシュ海外研修

2022年、高橋ゼミの学生11名(大学院生1名、4年生7名、3年生3名)が、バングラデシュの3都市を13日間にわたって訪問しました。日系企業、現地の大学、難民キャンプ、そして国際機関といった多様な現場を自身の目で確かめる、非常に濃密な研修となりました。

現地での活動

日系機関・企業訪問

日系企業の訪問を行いました。どちらの企業もあたたかく迎えてくださり、企業説明から工場見学まで時間を割いていただきました。
実際にバングラデシュで働く難しさやおもしろさを肌で感じることができました。
JETROでは、バングラデシュでビジネスすることを企業以外の視点から聞くことができました。
開発途上国と呼ばれる一方、コロナの逆風の中でも、経済成長が急速にすすんだバングラデシュという国の興味深さを学びました。

丸久訪問

丸久を訪問

斎藤撚糸訪問

斉藤撚糸を訪問

JETRO訪問

JETRO訪問

チッタゴン大学訪問

チッタゴン大学では、経済を専攻している現地の大学生・大学院生と交流を行いました。広大なキャンパスを案内していただいたり、 ジェンダー平等や労働環境についてディスカッションしたり、一緒にランチを食べたり、など貴重な体験をさせていただきました。
最後には、チッタゴン大学の方々が歌を歌ってくださり、日本ではできない経験を締めくくりました。

集合写真
Tシャツプレゼント

難民キャンプとホスト・コミュニティ・国際機関への訪問

難民キャンプでは、さまざまな機関やホストコミュニティを訪問しました。
想像している難民キャンプと現実のギャップを気がつくきっかけになりました。
特にホストコミュニティとキャンプ内双方の話を聞けることで、客観的に難民について捉えることができたと感じます。
また、UNHCR、WFPといった国際機関の現地事務所を訪問し、最前線での支援活動について学びました。

難民の方と
ホストコミュニティ
キャンプ内の小学校

難民キャンプ内の小学校を訪問

キャンプ内の小学校

難民の受け入れ側(ホストコミュニティ)への聞き取り

キャンプ内の小学校

🗣 研修に参加しての感想

📖 開発を勉強するということ

私は今回の研修が人生で初めて海外に行った経験でした。 初めての長時間フライトから始まり、自分の知らない言語が周囲で話されていたり、 交通規制が行われておらず一歩進むのも恐ろしい状況であったり、食べなれない食事であったりと、 見ること聞くこと感じることすべてが新鮮で常にワクワクしていました。

特に一番の目的であるコックスバザールの難民キャンプに行ったことが印象深く残っています。 国際政治、国際社会からは「難民問題」と軽く片づけられる問題かもしれないですし、 ロヒンギャの難民キャンプは世界最大級で寄付金などもたくさん集まり環境としては悪くない方なのかもしれません。 しかし、蓋を開けてみれば将来の見通しの立たない難民の人々や、難民の流入によって職を奪われている現地住民、 持続可能な生活を送るよう支援している国際機関と早く本国に戻ってほしいと考えているバングラデッシュ政府など、 多様なアクターの多様な思惑が交錯し、一見すると解決することは不可能のように思えてしまいます。 自分の知識や見聞を広げることで解決の糸口を見つけ、この問題に対して何か貢献したいと強く感じました。

最後になりますが、今回の研修で使用言語にも関わらず積極的に議論をし思考を深めている先輩方や同期の姿を間近で見て、 今後の理想の自分像を描くことができたことと、今まで机の上でしか勉強していなかった「開発経済」の重要性を再認識することができたことが大きな学びとなりました。 自分が勉強していることに対して立ち止まることがあった時、またこの経験を振り返って前に進む原動力にしたいと思います。

💡 学びを得ようとする姿勢

初めて訪れたバングラデシュは、生活風景や交通ルールをはじめ、自分の当たり前とは全く異なることの連続で、 朝から晩まで常に刺激でいっぱいでした。そんな毎日のなかで、学びを得ようとする意識の重要さを強く実感しました。 移動中の車窓からも、交流先の大学生との何気ない会話でも、学ぼう考えようと意識し続けることで、 小さな違和感や疑問にたくさん気づくことができました。これまで勉強した知識を思い出したり、想像力を働かせながら、 それらの気づきに自分なりの答えを出してみる過程で、多くの学びを得たと感じています。同時に、 こんなに頭を使いながら日々を過ごすことはなかったような気がして、学びの機会を逃してきてしまったかもしれない、 これまでの自分の姿勢を反省しました。

みんなで気づきを共有して議論を白熱させた時間も、今回の研修の大きな思い出の一つです。移動の車内や、たまに夜更かしもしてしまいながら、 難民受け入れの持続性や現地のジェンダー観など、様々なことを話し合いました。私は正直、授業やゼミのディスカッションでは、 何かいい意見を言わなきゃいけないという焦りから、議論の機会を負担に感じてしまうことも多かったのですが、 自由に考えをぶつけ合って一緒に思考することを、心から楽しいと思えた毎日でした。また、自分になかった視点を聞くたび、 ゼミのみんなに対して改めて尊敬を感じました。 卒業が近づき、残り少ないゼミ期間ですが、これからもたくさん刺激を受けて、切磋琢磨していければと思っています。

最後に、難民キャンプやホストコミュニティを訪問するという貴重な経験のなかで、大きな問題の改善に貢献したいと強く思う一方、自分ができることの小ささを痛感しました。この歯痒い気持ちを糧に、少しでも貢献できることを増やせるよう、小さなことからも学ぼうとする意識を常にもって、たくさんの知識を吸収していきたいです。

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